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歩行のために

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加齢に伴い人間の身体は変化していくもので、身体的、生理的機能などが低下していき回復することはないため、介護する側はまずその変化に留意する必要があります。例えば骨がもろくなるため転倒すると骨折したり、筋肉が衰えるため歩行中に足が上がりにくくなったりします。排泄機能も低下するため、夜間頻尿になったり排尿回数自体が増えたりするなど、様々な変化が起きます。

階段や廊下に手すりがないため高齢者が転倒し、骨折すると若年者に比べ回復が非常に遅く筋力の回復にも時間がかかるため寝たきりのリスクが高くなり、実際に高齢者の寝たきりの原因の第3位が転倒だと言われています。そのため、介護においては転倒予防はとても重要な割合を占めています。また、転倒場所の多くは屋内であり、廊下と部屋の間のちょっとした段差や足がカーペットの端に引っかかったなど、ちょっとした段差で転倒する傾向にあります。なので、手すりの設置やスロープなどにリフォームする事で転倒予防が期待できます。

このように高齢者は屋内で転倒する場合が多いため、予防のために屋内をバリアフリーにしておく必要があります。
具体的には廊下をはじめ、玄関、居室、トイレ、浴室などが挙げられ、敷居を低くしたり手すりを取り付け歩きやすくするなどがあります。少しでも段差を減らすことで、転倒の危険は大きく減らすことができ、介護する側も段差を歩くときに付き添ったり常に心配していなければいけない状況が避けられます。自分で歩きたい方のために手すりをつけて軽い運動を行なうのも大切です。

家族が要支援・要介護認定を受けている場合は、保険における「高齢者住宅改修費用助成制度」を利用することが出来ます。申請窓口は市町村で、必要書類を揃えて提出します。助成の限度額は最高20万円で、工事費の9割を保険で賄うことが出来ますが、市町村によって限度額にはばらつきがあるため居住区域の市町村への問い合わせが必要です。